津軽は岩木山の麓の農場で馬鈴薯、小麦をはじめ大根、にんじん、大豆やキャベツを主に栽培しています。需要との無駄のないマッチングを図るため“契約栽培”で作付け。必要なものを必要なだけ、というオーダーメイド方式です。平成17年からジェイ・ウィングファームの牧さんを顧問として迎え入れ、指導をしていただいています。雑穀は“たかきび”が主で、これも全量、愛媛まで送っています。昨今の健康食志向で雑穀にスポットが当たっているのは我が事のように嬉しいですし励みにもなります。
話し手:黄金崎農場 代表取締役 佐々木君夫
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株式会社みちのく 伊藤ファーム [岩手県]
岩手県が“雑穀生産量日本一”と呼ばれるのはすなわち弊社の生産量ゆえだと自負しています。ヒエ、アワ、キビ、タカキビ、トウモロコシ、ソバ、ハトムギ、エゴマ、アマランサス、黒千石大豆などを栽培、また自社で加工しているので取引先や飲食店に合わせた商品を開発できることが強みです。
また東北の気候風土に合った作物を育てることを重視しており、その土地それぞれの特性を活かしたモノ作りこそが農業の多様性であり面白さでもあると考えています。流行りを追うような無理な作付けはモノにもヒトにも優しくありませんから。
話し手:みちのく伊藤ファーム 代表取締役 伊藤正男